ソリチュード愛好家組合発足25周年

SLUは、音楽でも聴きながら。
“Hopeless” by Dionne Farris

 
「孤独」を表現する英語はいくつもある。寂しさの詰まったロンリネス(loneliness)、孤立という意味を持つアイソレーション(isolation)、そして独りでいることを自由と捉え、その時間や環境を愛することのできるのが、ソリチュード(solitude)である。

私の自我そのものとも言える「ソリチュード愛好家組合」。発足25年などと言っていはいるが、組合員が集まって祝杯を上げるとかコメントを寄せるとか、せめてファミレスに集ってブラウニーの載った美味しいパルフェを食べるとか、考えも及ばない。

そんなことをするくらいなら家に帰って部屋の隅に置かれた椅子に腰を下ろし、読みかけの詩集を開き、その夜の気分で酒を飲み、瞳を閉じて音楽を聴き、そのまま眠ってしまってもかまわない。それでこそソリチュードを愛する者と言える。

組合唯一の規約が「孤独を愛で、楽しみ、そこにエクスタシーを感じる」であるから。

25年経った今、恩師のひと言から己を知るに至ったおかげでソリチュード愛好家組合が生まれ、気が付けば、これが私という人間のもっともブレのない部分になっていた。

私の人生はちいちゃなものだが、自分を浸せる世界があるだけでも随分豊かであると、それだけは小自慢できる気がしている。

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